天野月

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天野月(あまの つき)は、日本の女性音楽家、イラストレーター、シンガーソングライター。血液型A型。旧名は天野月子(あまの つきこ)。自身の詳細なプロフィール、特に血液型以外の、本名・出身地・生年月日などは非公開である。公式上の誕生日はメジャーデビュー日である11月7日としているが、ファンと選定した設定上のプロフィールであり、実際の生年月日は明らかにしていない。名前の由来は、寺山修司の詩集『少女詩集』巻頭の「一ばんみじかい叙情詩」に出て来る「海」という単語に「月」のインスピレーションを受けたことにあり、潮の満ち引きを司るのは月であることや、太陽の当たる方向で三日月になるなど見え方が異なってくるが本来の月自体は変わらない形をしているということ等に惹かれたためと語っている。最終学歴は大卒で、美術系の大学へ進学し、芸術学部で演劇を専攻していたことを公言している。趣味はイラスト・映画鑑賞・裁縫など。絵画を始めるきっかけとなったのは、自身の父親が絵描きで、幼い頃から環境が整っていたことにある。イラストは音楽作品のデザインやライブのフライヤーなどでも使用されている他、2009年からは本格的なイラストレーターとしての活動も始め、MySpace上のオンラインアトリエで作品を発表している。なお、公式サイトでは過去に制作されたイラストの一部が公開されている。2001年にシンガーソングライターとしてデビュー。2008年末をもって一旦歌手活動を休止するも、2010年に活動を再開した。自身でギターの演奏ならびに作詞作曲を手掛ける。楽曲制作は主に、始めに作曲を行い後に歌詞を付ける手法で行い、デモテープや譜面は残さず、覚えていない曲は形にしないという方針をとっている。自身の楽曲以外にも、2002年からは他アーティストへの楽曲提供も行い、自身の音楽活動終了後も音楽家として活動している。自身の音楽活動以外にも、秘密サークルタイガーマシーン(ドピンクタイガー名義)やA LUNCH(天○○子名義)などといった企画バンドでもギターボーカルとして活動を行っている。音楽のジャンルは、バンドサウンドを基調としたロックを主に、ポップスやアコースティック曲など幅広い。楽曲の激情性とポップさがクローズアップされ、「椎名林檎+矢井田瞳」と譬えられたこともあった。楽曲はストリングスや打ち込みを起用することも多い。演奏にはEARTHSHAKERのギタリストである石原慎一郎が関わることが多く、彼はプレイボーイズとしても活動を共にする。その他特筆すべきところでは、2005年発表の楽曲「翡翠」では東京フィルハーモニー交響楽団、2007年発表の楽曲「萌」(『ウマ・サーモン』での再録)ではROLLYなどを演奏に迎えている。なお、好きなボーカリストとして五島良子やビョーク等を挙げている。また、作品にユニークさを見出したスタイルやコンセプトがある。例えば、「箱庭 〜ミニチュアガーデン〜」と「ゼロの調律」を除くとシングルのタイトル曲とカップリング曲とのタイトルを似通わせている。また、アルバムや楽曲のタイトルを海外の俳優の名前をモチーフとしており、オリジナルアルバムはシャロン・ストーンやメグ・ライアン、カップリングベストアルバムはウィノナ・ライダーやユマ・サーマン、楽曲はトム・ハンクスに、それぞれ由来する。アルバム『天龍』制作時には、収録曲全てを漢字一文字のタイトルで構成している。