Tru B-Boyz Strikes Back

MSC

13 rooms
MSC(エム・エス・シー)は、MIC SPACE、SIDE RIDEの2グループを中心として新宿で活動していたヒップホップのMC、DJが集まり形成されたグループである。MSCとは、本来はマイク・スペース・クルーの略である。当初はMS Cru(エム・エス・クルー)と名乗っていた。ヒップホップ/R&B専門誌「blast」に連載されていたコーナー「HOMEBREWER」で取り上げられ、さらに同コーナーから2002年に登場したコンピレーション・アルバム「HOMEBREWERs vol.1」に彼らの曲が数曲収録される。それと前後して、1st EP「帝都崩壊」が発売される。2003 年にはMSCと改名してファースト・フル・アルバム「マタドール」を発売。 隔月開催イベント「HOT POT SPOT」の立ち上げと時を同じくして、同イベント関係者数名で同年5月に有限会社libra(ライブラ)を設立。その年の暮れにはlibra第一弾となる2nd EP「宿(ジュク)ノ斜塔」を発売。その後は精力的にライブ活動を行い、クルーのリーダー的存在でありレーベルの重役でもあるMC漢が自身初となるソロプロジェクトを始動、 クルーのメンバーであるDJ O-KIやHARD TACKLE66など安定しだした従来のメンバーに加え、DEV LARGE (BUDDHA BRAND)・MAKI the MAGIC(キエるマキュウ)やYOUTHなど新旧多彩なゲストやプロデューサー陣を迎えた1st ALBUM 「導~みちしるべ~」を2005年1月に発売。更にはアンダーグラウンドシーンにおいて活躍するDJなどを起用したミックステープの制作や全国規模に及ぶラップバトル大会の開催(ULTIMATE MC BATTLE)など精力的に活動。グループとしての正規のリリースは、その後、2006年の「新宿 STREET LIFE」まで途切れる。「新宿 STREET LIFE」には、ライブラと契約した西成区出身のゲットー・ラッパー、SHINGO☆西成やROMERO SPの一員としても活動する秋田犬どぶろく、韻踏合組合の一角を占めるCHIEF ROKKAなどがゲスト参加した。なお、このアルバムからは、MIC SPACEがILL BROSと改名している。湘南乃風と共に湘南乃風の2ndアルバム『ラガパレード』の「極東のCHAMPION」を歌うなど、日本のレゲエ(ジャパレゲ)にも携わる。