Have Love Will Travel

Psycho

Strychnine

Shot Down

Do You Love Me

Roll Over Beethoven

Boss Hoss

Money

Walkin' The Dog

Dirty Robber

Night Time Is the Right Time

Good Golly Miss Molly

Cinderella

Louie Louie

He's Waitin'

I Don't Need No Doctor

Don't Be Afraid of the Dark

Don't You Just Know It

It's Allright

Since I Fell for You

Jenny Jenny

Santa Claus

I'm A Man

Sugaree

Don't Believe in Christmas

Money (That's What I Want)

On The Road Again

Like No Other Man

Leave My Kitten Alone

You Got Your Head On Backwards

Skinny Minny

Love Lights

Bad Betty

Maintaining My Cool

I'm Going Home

I'm A Rolling Stone

Dirty Old Man

Be A Woman

The Hustler

A-rab

Bama Lama Bama Loo

The Sonics

13 rooms
アメリカ北西部のロックを語る上で無視できないバンドだろう。rockin' on2006年4月号のベスト・パンク・ディスク100!という特集で、パンクの始祖と言われることが多いStoogesを差し置いて、トップバッターとして紹介されていたので名前を知っている人も多いのでは?"グランジとは?"のマーク・アームのインタビューを参考にして欲しいが、元来グランジという言葉はソニックスのようなバンドのことを示していたようだ。そう考えると、元祖グランジはこのバンドということになる(こんなことを考えるのは馬鹿らしいが)。ソニックスが誕生したのはStoogesより早い60年代半ば。結成はシアトル近郊のタコマ。この時代にしては極端に歪んだギター、絶叫シャウト連発といった音楽性は衝動性満載で、ガレージパンクの始まりと語られる。シアトルでレコーディングされた65年のLP"Here Is Sonics"はガレージ・パンクを語る上で欠かせない名盤。だが、60年代当時のアメリカ北西部以外では盛り上がりに欠け、結局このバンドはノースウェストでカルト的な人気を得るだけに留まってしまった。現在でも残念ながらマイナーな存在で、知る人ぞ知る伝説のバンドという扱いだ。グランジが始まる20年以上も前に、シアトル近郊にこのようなバンドが存在していたことは、ある意味感動的である。