Wrong Side of Heaven

Bad Company

Jekyll And Hyde

Inside Out

Wash it All Away

Full Circle

Under and Over It

House of the Rising Sun

Broken World

Gone Away

Sham Pain

Blue on Black

The Pride

Lift Me Up (feat. Rob Halford of Judas Priest)

Coming Down

Far From Home

Living the Dream

Remember Everything

I Apologize

Hard to See

When the Seasons Change

M.I.N.E (End This Way)

Darkness Settles In

Cradle To The Grave

I Refuse

Never Enough

To Be Alone

Trouble

My Nemesis

Battle Born

Wrong Side Of Heaven - Acoustic

Top of the World

Got Your Six

Walk Away

Blue On Black (feat. Kenny Wayne Shepherd, Brantley Gilbert & Brian May)

Dot Your Eyes

Mama Said Knock You Out

American Capitalist

Brighter Side of Grey

Question Everything

War Is The Answer

Bottom of the Top

This Is My War

Fake

Five Finger Death Punch

13 rooms
アイヴァン・ムーディー : Ivan Moody - Vocals - Verbal Abuse / Melodic Slenderゾルタン・バソリ : Zoltan Bathory - Guitarsジェレミー・スペンサー : Jeremy Spencer - Drumsマット・スネル : Matt Snell - Bassダレル・ロバーツ : Darrell Roberts - Guitars 1st 「Way Of The Fist」 ビルボード107位2nd 「War Is The Answer」 ビルボード7位3rd 「American Capitalist 」 ビルボード3位  FIVE FINGER DEATH PUNCHの5人のようなメタルの血統書付きミュージシャン達を集める時は、彼らが否定しようのない腕前に支えられた大言壮語に裏打ちされた作品を生み出す、と信じるべきだ。ヨーロッパ・メタルのベテランにして、元U.P.O.のギタリスト、ゾルタン・バソリーは後にFIVE FINGER DEATH PUNCHとなるアイディアの生みの親である。まず彼は、方程式に彼のトレードマークとなっているツーバス攻撃を持ち込むべく、抜きんでたスタジオ・メタル・ドラマーのジェレミー・スペンサーを起用する。ヴォーカリストのアイヴァン・ムーディは以前所属していたMOTOGRATERは『OZZFST』等で大観客の前でプレイ済み。一方、ギタリストのダレル・ロバーツもW.A.S.P.のツアーに参加し、ツアーを粉砕している。実験性の強さで有名な ANUBIS RISINGやDEADSETTにいたベーシストのマット・スネルがバンドの音楽にフレットボードの神業を持ち込み、かくてラインナップは完成する。 FIVE FINGER DEATH PUNCHはヘヴィ・メタルの刺激と叫びを新たな時代へと引きずり込む。我々が熟知し愛してやまないギター・ソロや隅々まで注意を払った曲作り、ヘヴィなヴォーカルといった古いタイプの要素を、メロディアスなヴォーカルやダウン・チューニングしたギターといった新しいタイプの要素と組み合わせて、彼らは荘厳なるスタイルとフルスピードで進む勢いとの隙間に橋を架けるのだ。ゾルタンが自らの"ドリーム・チーム"といえるミュージシャン達を集めると、彼らは直ちにスタジオになだれ込み「THE WAY OF THE FIST」のレコーディングを行った。彼らは世界に通用するプロデューサー・チームを組んだ:スティーヴォ・ショットガン・ブルーノ(MOTLEY CRUE、PRONG)、マイク・サーカイジアン(SPINESHANK)、ローガン・メーダー(MACHINE HEAD、SOULFLY)の3人が実験性と信頼を片手にレコーディングの過程に参加し、10曲を新たなレベルへと引き上げた。"Death Before Dishonor""A Place To Die""Ashes""Meet The Monster"といった曲からなる「THE WAY OF THE FIST」は最初から最後まで、手に汗握るドライヴだ。疎外や沸き上がる怒り、嫌悪といった歌詞のテーマは、その音楽同様非常に激しい。ドラムのツーバス攻撃は、"Ahes"の冒頭から聞き手を厳しく追い詰め、コーラスでやや手綱がゆるんだか、と思ったのもつかの間、曲の進捗に合わせて舞い戻ってくる。憂鬱な雰囲気の"The Bleeding"におけるアイヴァンの苦痛に満ちたクリーンなヴォーカルはこの曲をアルバムの中でバラードに最も近い曲に仕上げている。 SLIPKNOTやTESTAMENT、PANTERAといったメタルの偉大なバンド達を思い起こさせるタイトル曲は聴き手を容赦なく引き裂く。 アルバムの楽曲以外の部分も、その音楽同様細かいところまでじっくりと考えられている。クラシックなメタルのイメージにカラフルなポップアート風のひねりを利かせた革新的なアートワークは、FIVE FINGER DATH PUNCHの基盤となる計画がまとまる過程で、ゾルタンが創り出したものだ。バンドの"DEATH PUNCH"(死の一撃)というテーマも"THE KNUCKLHEADS"としてファンに様々な経験を提供している。様々なウエブサイトを通して彼らは忠実なるファン達に楽曲や写真、ビデオ等を提供しているのだ。2008年のMAYHEMツアーなどを通じ、バンドが「THE WAY OF THE FIST」で成功を収めるにつれて、このシステムはさらに重要性を増しつつある。彼らは自らのウエブサイトにツアー日記を連載し、THE KNUCKLEHEADSと呼ばれるファン達に彼らの放蕩の一時始終を知らせたのだ。 そう、映画『キル・ビル2』で"ザ・ブライド"が自らの師の命を奪った一撃"FIVE FINGER DEATH PUNCH"は、まさに彼らのことを正確に表した名前なのだ。バンドは耳障りなロックを情け容赦なく叩きつける。彼らはヘヴィ・ミュージックの世界で最後まで生き残るのは自分達だ、というその強い意志を明確に表す。タイトル曲の歌詞で彼ら自ら、こうまとめているように。-「お前は一つの戦いに勝利を収めるかもしれない。だが、いいか、戦争そのものに勝つのは俺なのだ…」