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サザンオールスターズ

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サザンオールスターズ(Southern All Stars)は、日本の音楽バンド。略称は「サザン」。「SAS」と略記されることもある。リーダーは桑田佳祐。所属事務所はアミューズ、レコード会社はビクターエンタテインメント(ビクターTAISHITAレーベル)。メンバー桑田佳祐 (リードボーカル、ギター、リーダー) 関口和之 (ベース、コーラス、ボーカル)松田弘 (ドラム、コーラス、ボーカル) 原由子 (キーボード、ボーカル、コーラス)野沢秀行 (パーカッション、コーラス) 大森隆志 (リードギター、ボーカル)*2001年8月7日付けで独立1975年頃、青山学院大学で活動が始まり、音楽サークル“Better Days”(ベター・デイズ)のメンバーだった桑田を中心に母体となるバンドが結成される。1978年6月25日にシングル『勝手にシンドバッド』でビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)からデビューし、それまであった歌謡曲やロックなどのジャンルに全く当てはまらない、衝撃的な印象を残す。年内には同曲のスマッシュヒットで一躍スターダムにのし上がった。1982年、1月21日に発売したシングル『チャコの海岸物語』が大ヒットした。桑田は当時人気絶頂であったアイドル・田原俊彦の声色を意識して歌うなど、起死回生を賭けた開き直りの歌謡曲だった。1985年にはサザンとしては初の2枚組オリジナルアルバム『KAMAKURA』を発売。長期にレコーディングを重ねたこの濃密なアルバムは、サザン史上最高のアルバムとして評されている。同製作時期に原が産休に入り、サザンとしての活動もひとつの頂点に達してしまったため、一旦活動を休止。桑田はKUWATA BANDとしての活動の後個人ソロを開始し、他のメンバーもそれぞれソロ活動に入った。1989年、シングル『さよならベイビー』でデビュー11年目にして初のオリコンシングルウィークリーチャート1位を獲得した。桑田は映画『稲村ジェーン』の監督も手掛け、その主題歌『真夏の果実』は売り上げ的に大ヒットにはならなかったが、現在では夏をイメージさせるJ-POPの定番曲となるほどの人気を博している。1993年には『エロティカ・セブン』がフジテレビ系ドラマ「悪魔のKISS」の主題歌に起用され再びミリオンを超える大ヒットを記録。そんな中、1994年には桑田がソロ活動を再開、サザンの活動は約1年間休止となった。1997年あたりからサザンのイメージである「夏」「爽やか」などの売れ線系路線の曲とは程遠い、ハードロックなどを意識した曲を多くリリースするようになり、ライトファン離れが急激に加速していった。2000年、1月26日にシングル『TSUNAMI』を発売。この曲は前述のイベントから生まれた曲であり、「売れるものを作った」などと桑田自身も語っている。このヒット以降、サザンはある程度保守的な方向性へとシフトチェンジしていく。2005年には『KAMAKURA』以来の2枚組オリジナルアルバム『キラーストリート』を発売し、『Young Love』以来のミリオンを記録する。2006年にはTHE 夢人島Fes.を開催し、サザンオールスターズとしてもプロモーションのため精力的に活動したが、2007年4月には桑田佳祐のソロ活動再開に伴い再び休止することとなった。2008年、結成30周年の節目の年に無期限活動休止を発表。シングル『I AM YOUR SINGER』を発売し、日産スタジアムで「真夏の大感謝祭 30周年記念ライブ」を開催。その後、10月のテレビ出演を最後に活動休止期間に入る。2013年、6月25日早朝に活動再開と、ニューシングル『ピースとハイライト』の発売、さらにスタジアムツアーを発表し、5年ぶりに活動を再開した。『ピースとハイライト』はオリコンチャート1位を記録。ツアーでは2000年の「茅ヶ崎ライブ」以来となる茅ケ崎市民公園野球場や、震災後桑田がソロで2年連続ライブを開催した宮城でも公演が行われ、35万人を動員し健在ぶりをアピールした。デビューシングル「勝手にシンドバッド」から35年以上経った現在でも、老若男女問わず高い人気を集める、まさに日本の“モンスターバンド”である。活動期間が30年を超えながらも、今もなお音楽チャートで1位を獲得したり、オリジナルアルバムがミリオンセラーを記録するバンドはこれまで登場しておらず、四半世紀以上第一線で活躍する唯一無二のバンドである。