東京少年

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東京少年(とうきょうしょうねん)は、日本のポップス・ロックバンド。メンバー笹野みちる - ボーカル(ささのみちる、1967年10月30日 - )京都府向日市出身。同志社女子中学校・高等学校、同志社大学経済学部卒業。手代木克仁(あだ名はTESSHII) - ギター 中村英夫(あだ名は中村コメタロー) - ベース 水上聡 - キーボード 他に、永井利光(ドラムス)、松前公高(プログラミング)が常時サポートとして入る。 経歴1988年、同志社大学在学中の笹野を中心に結成。バンド名は、考えていた際にたまたま「東京少年」と書かれた筆箱があったことから命名したという。シングル「ハイスクール・デイズ」でデビュー。全ての作詞を笹野が担当。作曲も当初は全て笹野が作曲するが、途中からの他のメンバーも参加するようになる。ホッピー神山のプロデュースのもと、アルバムを2枚作成、その後はセルフプロデュースで作成を続ける。1990年、アルペンの「スーパースキー」CMソングに「Shy Shy Japanese」が採用され、スマッシュヒット。同年、アニメ『らんま1/2』のテーマに「プレゼント」が採用される。楽曲は一見、ポップスやアイドル歌謡に近い雰囲気を感じさせ、ともすれば「子供向け」という印象を与えることがある。当時、レコード会社は笹野を前面に出したアイドル的なプロモーションを試みていたらしく、笹野は内心それに反発していたとも言われる。事実、低年齢層にも受け入れやすい明るいポップ・ナンバーが目立ち、リンドバーグの渡瀬マキや永井真理子などと同列の、ボーイッシュな女性ボーカルバンドとして扱われることがあった。しかし作品全体をみると、サウンド面ではニュー・ウェイヴに影響を受けたと思われる(特に初期においてはU2、後にはXTCなど)作編曲、そこに笹野の内面的で哲学的な詞や、大人の視点から思春期を回想するノスタルジックな詞(「学校」がテーマの詞も多い)、童謡・コミックソング風の詞まで、多様な詞世界が展開された。こうした外見と中身のギャップ、楽曲の多様性もまたバンドの魅力の一つといえる。1991年、ベストアルバム「ゆびきりげんまん」をもって解散。3本のビデオを作成するが、それらを全て岩井俊二が監督する。解散後は、笹野みちるは「ささのみちる」に改名(後に本名に戻している)。ソロやインディーズバンド「京都町内会バンド」を結成するなどして活動。中村も原みどりとバンドを結成、水上がジャズロックバンド「ラクダ・カルテット」を結成するなど、各自がそれぞれの音楽活動を続けている。