真赤

接吻とフレンド

化粧

戦争を知らない大人たち

元彼氏として

告白

卒業

グッバイ・マイマリー

恋人ができたんだ

音楽家になりたくて

最近のこと

いつか結婚しても

復讐

君が海

ドラマみたいだ

優しさの行方

My Hair is Bad

13 rooms
Gt.Vo椎木知仁(シイキトモミ)Ba.choバヤリースDr.やまじゅん< 君の話じゃなくて僕の話じゃなくて、今僕がしたいのは二人の話なんだ> (‘‘ 最近のこと”)バンドマンに恋人がいるというようなことは、普通ならば秘密にすることなのかもしれない。ところがこのMy Hair is Badのギターボーカル椎木は「この前彼女とディズニーランドに行った時…」というように、オーディエンスと0距離で話す。「相手に知ってもらうには、まず自分から」というように、それはもう赤裸々に。このバンドは、そういう意味でも聴く側に近い。「共感」というよりは、まるで自分のことを歌われているような感覚。見透かされているようで恥ずかしくもなるが、それがどうにも心地良い。そんな歌を、粗さの残る真っ直ぐな声と音に、粗さの無い真っ直ぐな日本語の詩を乗せて歌う。その結晶がこの『昨日になりたくて』という彼らのファーストアルバムである。 全8曲。胸にずぶずぶと入り込み、溶け合い、いつの間にか自分の一部になっていく。恋愛、仕事、バンド。そういった誰の周りにもあり得る要素を、音に溶かして心に染み込ませていく。それは新潟の冬に降る雪のように繊細で、白くて、重ねるごとに重みを増していく。きっと、聴けば聴くほどにあなたの心の根雪になるだろう。