Then Comes Dudley

Monkey Trick

Mouth Breather

Nub

Seasick

Karpis

Lady Shoes

Boilermaker

Puss

South Mouth

Gladiator

Slave Ship

Whirl

Sunday You Need Love - Single Version

The Art of Self-Defense

One Evening

Fly on the Wall

Rope

Dancing Naked Ladies

Zachariah

Thumper

Perk

My Own Urine

If You Had Lips

Killer McHann

S.D.B.J.

7 vs. 8

Mistletoe

Countless Backs of Sad Losers

Thumbscrews

Pastoral

Rodeo in Joliet

Blue Shot

Waxeater

Bloody Mary

Queen for a Day

Good Thing

Tight n' Shiny

Destroy Before Reading

Skull Of A German

Trephination

The Associate

Good Riddance

The Jesus Lizard

13 rooms
88年の秋頃にシカゴで結成された90年代ヘヴィネスを代表するバンドの一つで、ステーヴ・アルビニのお気に入りのバンドでも知られる。音楽性は、爽快にヘッドバンキングをしたくなるようなヘヴィネスではない。苦しみもがいて、のた打ち回る様子を再現しているような、陰鬱でドロドロした90年代ヘヴィネスそのものだ。他のバンドと違いアップテンポな曲が目立ち、ギタリストのデュエイン・デニソンのフレーズは、ジャズやクラシックの影響を感じさせると言う声もある。90年代にヘヴィネスを追求したバンドは数多いが、その中でもトップクラスに位置する。このバンドを聞けば、Stone Temple Pilotsが大衆的だという意見に反論できないだろう。楽器隊の力量は相当なものだが、このバンドの目玉は何と言ってもデヴィッド・ヨウのヴォーカルだ。切羽詰った断末魔のようなキレ具合が凄まじく、時より変態的でユニークな面ものぞかせる。大好きなバンドに変態カルトバンドのButthole Surfersを挙げているので、ギビー・ハインズからの影響が強いのだろう。前身バンドは、テキサス州オースティンで82年に結成されたScratch Acid。最後のアルバムは、シカゴの有名なインディレーベル"Touch And Go"からリリースされている。その後シカゴに移り住み、元スクラッチ・アシッドのデヴィッド・シムズ(B)はステーヴ・アルビニのRapemanで活動したが、Rapemanの活動が頓挫すると、Scrach Acidでともに活動していたデヴィッド・ヨウと共にJesus Lizardを開始した。Nirvanaとのスプリットシングルグランジ・オルタナティヴ・ムーヴメントの勃発、Nirvanaとのスプリット・シングルを発売、ロラパルーザに参加したことで知名度が上昇。メジャーレーベルが契約を勝ち取ろうと動き出したが、インディ・レーベル"Touch And Go"から離れず、インディ主義者のSteve Albiniとタッグを組んでアルバムを製作し続けた。インディーズとしての筋を貫いて、なおかつちゃんとレコードを売っているのはフガジとジーザス・リザードだけだ。 (Fugazi / イアン・マッケイ)そんな彼らも、94年にリリースしたアルバムを最後にアルビニと関係が悪化、96年にはメジャーレーベル"Capitol"からメジャーデビューを飾った。Capitolを選んだのは、一番バンドを理解しているように思えたからさ。他のレーベルは、俺達が"第二、第三のNirvana"になれるような言い方を頻繁にしてきた。でも、俺達はミリオン・セラーを出せるようなバンドじゃない。Capitolの社長は、そういうことを口にしなかったし、期待もしていなかった。 (デュエイン・デニソン)バンドは98年にメジャー第二弾アルバムをリリースした後に解散。デュエイン・デニソンは、元Faith No Moreのマイク・パットンたちとTomahawkというバンドで活動している。現在のデヴィッド・ヨウは、グラフィック・デザイナー業に精を出したり、Quiというバンドで活動しているようだ。2006年のTouch And Go設立25周年記念イベントでは、Scrach Acidを再結成して話題になった。2008年11月現在、Jesus Lizardが再結成するというニュースが流れ、 2009年に実現。各地でライヴを行い、Touch and Go時代のアルバムHead/Pure、Goat、Liar、Downの4枚がスティーヴ・アルビニとボブ・ウェストンにリマスターされ、ライヴ音源などが追加されてリリースされた。