まきちゃんぐ
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まきちゃんぐ
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1987年9月19日生まれ、岡山県出身21才のシンガーソングライター。小学校時代は合唱団、中学高校時代には吹奏楽部でトランペット等を吹きながら、一方ではバンドを組んで、音楽活動を行なってきた。そしてバンド解散の後、2005年12月よりソロでの活動を開始。2006年11月にはヤマハティーンズ・ミュージック・フェスティバル全国大会に中国四国代表で出場。マキシ・シングル「ハニー/ちぐさ」でデビューし、これまでに3枚のシングルをリリース。2008年12月3日に待望の1stアルバム「知と性、毛布とセックス」発表し、2009年6月24日には4枚目のシングル「愛の雫」をリリースする。また、2009年3月に実施した初のワンマンライブ「ウェルカム トゥ ザ マキヂャングル」はチケットも完売するなど成功を収め、観客を魅了した。切ないメロディと飾りのない言葉が絶妙な歌たちを類稀な魅力ある声と歌唱力で我々に届けてくれる。恋の痛み、愛の呻き・・・リアルな心の軋む音が聴こえてくるような作品は世代を超えた、いろいろな人々の感性を刺激していく。まきちゃんぐへのメッセージはこちらまで「もちろん曲に自分の想いとかが入ってるとは思うんですけど、私はそれを第三者に伝えようとか、わかってほしいっていう感じはまったくないので」困ったような、申し訳なさそうな表情を浮かべながら、彼女、まきちゃんぐはそんなことを言う。ただ、だからといって彼女は無闇にリスナーを突き放そうとしているのではない。だから、こんなことも言う。「私自身は曲があって、その歌詞の1行とか、ひとことに対して何かを考えることが好きで。だから、私の曲を聴いてもらった人にはおのおので何かを考えてもらえれば、それでいいと思います」 彼女は何よりも自分の感情、感性、感動から生まれた音楽を信じている。ピアノの前に座り、鍵盤に触れながらメロディを宙に泳がせ、あの日自分だけに吐露した言葉を紡いでいく。そして、何かを悟ってしまった女性の諦観と、何も知らないことをおそれない少年の勇気が同居したような、あまりに希有な歌声がそこに、ここに、あそこに響いていく。 映画『青い鳥』のオープニング・テーマに起用された3rdシングル「鋼の心」は、孤独を覚えた刹那の数だけ蓄積された心の重さが、ある人の存在によって少しずつ解き放たれていくという、希望にも似た感触が描かれている。まきちゃんぐのソングライティング、その光と影がつくる美しいコントラストが、はっきりと映し出されている。 この「鋼の心」を経て、12月3日にはいよいよ1stアルバム『知と性、毛布とセックス』をリリースする。ピアノの弾き語りを軸にしながら、時にジャズやギター・ロックのアプローチ、エレクトロニクスによるSEなどもはらんだ多彩なアレンジによって、まきちゃんぐの歌が新たな凄みを手に入れている。すべての曲が特定の誰かのために描かれた物語のスタートであり、またクライマックスにさえ感じる楽曲群はしかし、アルバム1枚を通して聴き終えたときには誰しもが共通して抱える“何か”が照らされるような感動が心裏で揺れる。その“何か”は、あなた自身で確かめてみてほしい。文/三宅正一