Breath

Vertigo

Four leaf clover

Chimes

EVE

meet again

奈落の底

Nervous

MONOCHROME

alkaloid

Masquerade

STAY

Virgin cry

Insatiable

an eternity

eve~Last night for you~

ナイフ~Knife~

Feelin’ the sky

Feelin' the Sky

b.c.

over mind

Laputa

13 rooms
1993年に愛知県名古屋市で結成されたヴィジュアル系ロックバンド。バンド名はリーダーでもあるVocalのakiにより、『ガリヴァー旅行記』に登場する空想人の島にちなんで名付けられた。ファンクラブ名は2000年まではVOYAGEだったが、4Lへと変わった。ファンの呼称は“廃人”。リーダーのakiは、「ダーク、ハード、メロディアス」をコンセプトとして掲げていた。これは、ステージでは「非現実的な世界観を演じて」いく一方、サウンド面ではハードロック、ヘヴィメタルを志向するということであった。だが、活動を開始した初期の客層は80年代メタルシーンよりも、UKポストパンクシーンをバックボーンにしている人が多く、「その点では話があわなかったこともある」とakiは述べている。インディーズ時代には、血糊を吐いたり、演劇的な要素をライブに取り入れるなど、ある種ショック・ロックのようなシアトリカルなパフォーマンスを行っていた。ただ、ヴィジュアル面に関しては「肝になる音楽という部分で、僕らの音楽に必要だからメイクをしてる」「音にいちばん合うメイクであったり、衣装であったり、ステージングであったり、そういう部分での"役"を見せていきたい」と語っており、あくまで音楽が主だという態度を示した。インディーズ時代の初期の歌詞では、DEAD ENDやGASTANKに影響を受けて、難しい漢字を使って、その漢字の持つ雰囲気から退廃的でダークな世界観を出そうとしていた、とakiは述べている。当時はボードレールや萩原朔太郎の詩集からもインスパイアされていたが、メジャーデビュー後は日常で使うような言葉を用いて、遠回しに抽象的な内面の世界を表現することに関心が移っていった。「謎めいた答えのないものに対する問いかけ」が共通するテーマになっているとも語っていた。CD Journalのレビューは初期の音楽性を「エッジの鋭いアグレッシヴ/ダーク・サイケな音楽性とゴシック的なビジュアル」や「ハード・ロック、ヘヴィ・メタルをしっかりと吸収した安定したサウンド」などと評している。後期のサウンドは「デジタル・ビートの大胆な導入がバンド自体の変容と並行している」と評価されているように、ダンス・ミュージックに影響された音楽性へと変わった。初期から中期にかけてはSilver-Rose出身のKouichiがメインの作曲を手がけていたが、後期からはJunjiの作曲が増えている。元FOOL'S MATEの編集者であるライターの早川洋介は、Laputaを「アグレッションと叙情性の両立を高次元で確立できる数少ないバンド」と評価しているライターの加納一美は、彼らの作品は「知的な構築性」から成り立っており、その音楽性は「非常に哀しくも美しく、時に激しさを訴えるメロディ、デュアル・ショックをも体感させる重々しいリズム、天と地を往来する大気を震わせるヴォイス」からできていると分析している。2004年にバンドは解散した。特に理由は語られなかったが「やり切った」「次の展望が見えなかった」という主旨のコメントを残している。メンバー (リーダーはaki)aki(坂井 利明) - VocalKouichi(田中 浩一) - GuitarJunji(田代 順二) - BassTomoi(井貝 知意) - Drums