21g

あいのけもの

スカート

古川本舗

13 rooms
『古川本舗』とは、VOCALOIDのプロデューサーであり作曲家・作詞家・デザイナーである。また、氏を中心とした制作ユニットの名称にも用いられる。【概要】ユニットのメンバーは、作品や活動時期によって異なり常に居るのが古川P、関わった人全員を含めて古川本舗という位置づけ。だが最近はP個人でも「古川本舗」と名乗ることも多く、古川Pの名前を自称することはない。2009年6月14日、ニコニコ動画に「ムーンサイドへようこそ」を投稿し、VOCALOIDカテゴリでの活動を開始。その後、3作目「ピアノ・レッスン」と5作目「Alice」で人気を確かなものとした(動画は現在投稿者自ら削除している)。なお、動画に初めて「古川本舗」の文字が入ったのは、3作目の時である。上記2曲のほか、「mugs」「グリグリメガネと月光蟲」等が、古川本舗の代表作として挙げられる。初の音源集「PIANOLESSON E.P」をリリースした「THE VOC@LOiD M@STER 9」時点で、すでに「古川本舗」の名義が用いられていたが、会場にて古川Pが現メンバーのacane_madderと出会い、その後古川本舗に参加したのをきっかけに、正式に音楽ユニットとして結成。作品ごとに異なる体制を取っていたが、現在ではこの形は採用していない。2010年11月30日、ニコニコ動画のアカウントを削除、それに伴い投稿されていたすべての動画も削除された。同年12月30日には自身のニコニコミュニティも抹消したが、翌11年2月27日「古川本舗会議室」として改めて開設した。2011年3月5日、VOCALOIDのプロデューサー8名による新レーベル「BALLOOM」の設立に参画。同年6月15日には、同レーベルからの第2弾リリースとなるアルバム『Alice in wonderword』を発表した。2011年7月17日、ライブイベント「ドキ生」の最終公演に「歌舞伎町営業所」として出演。この公演をもって、「○○営業所」としてのライブ活動に一区切り付ける形となった。2012年11月7日には、SPACE SHOWER MUSICより2ndアルバム『ガールフレンド・フロム・キョウト』をリリース。【作風】穏やかだが力強い、深みのある豊かな音が特徴。 扱うジャンルはロック、エレクトロニカ、フォーク等だが、これらが合わさった、フォークトロニカやポストロック等の作品を発表している。バンドサウンド・電子音を駆使した、どこか郷愁を誘うような緻密なアレンジが持ち味。活動開始当初はまだポストロックを扱うPは少なかったものの、4作目『CRAWL』がジャンルタグ「ポストミック」(ポストロック+初音ミク)成立のきっかけとなるなど、その先駆けとして大きな影響を与えた。歌詞も高い評価を受けており、その言葉選びから文学的な素養を窺い知れることもしばしば。古川Pの特徴である深みのある豊かな音は、ポストロックの『ムーンサイドへようこそ』『CRAWL』『グリグリメガネと月光蟲』、オルタナティブロックの『はなれ、ばなれ』『ドアーズ』、エレクトロニカの『ピアノ・レッスン』『envy.』など、作品のジャンルが多岐に渡る中、どの作品にも共通して感じられる。特に、ともすれば印象の薄くなりがちなエレクトロニカ作品の中で、古川Pの作品が視聴者の心に残る理由だろう。公式サイト:fullkawa-honpo.com