Metal On Metal

March of the Crabs

School Love

Mothra

Nabbed in Nebraska

Tag Team

Legal At Last

Free As the Wind

Winged Assassins

666

Forged in Fire

Shadow Zone

Jackhammer

Motormount

Future Wars

Glass House

Scenery

Tease Me, Please Me

Never Deceive Me

At the Apartment

Plastic in Paradise

Heat Sink

Butter-Bust Jerky

Make It Up to You

Food for the Vulture

Bottom Line

Bitch in the box

Chemtrails

I'm Alive

Gasoline

Talking to the Wall

Said and Done

Juggernaut Of Justice

AC/DC

Bondage

Blood On the Ice

Hot Child

Toe Jam

Straight Between the Eyes

Fire in the Night

Brain Burn

Runaway Train

This Is Thirteen

Bedroom Game

I Want You Both (With Me)

Oh Jane

Anvil

13 rooms
1973年、高校生だったスティーブ“リップス”クードゥロー(ヴォーカル・ギター)とロブ・ライナー(ドラム)は出会い音楽を一緒にやるようになる。1978年リップスとロブに加え、デイブ・アリソン(ギター)とイアン・ディクソン(ベース)が参加し“LIPS”が結成される。1981年、同バンドはインディから“Hard 'N Heavy”というアルバムをリリース。その後すぐアティック(レーベル)と契約し、バンド名をANVILに改名しデビュー・アルバムをリリース。この時、MOTÖRHEADのレミー・キルミスターから、脱退した"ファスト"エディ・クラークの後任ギタリストとしてリップスが誘いを受けたが、リップスはそれを断っている。ジューダス・プリーストらをプロデュースしたクリス・タンガリーティスがプロデュースしたアルバム「Metal on Metal」が日本でも認知され、1984年、西武球場で行われた“SUPER ROCK’84 IN JAPAN”にボン・ジョヴィやスコーピオンズ、ホワイトスネイク、マイケル・シェンカー・グループとともに出演(初来日)。そこに出演したバンドは、全て100万枚以上売れる世界的なバンドとなっていき、Anvilもアルバムをビルボードの191位に送り込む。しかし、そこが彼らの商業的成功のピークであり、以降は長きにわたって低迷に苦しむことになる。「誰もいない会場で演奏することもあった」とリップスは後に振り返っている。彼らに転機が訪れたのは、2005年のこと。かつてアンヴィルのローディとして働いたことがあるサーシャ・ガバシ(映画『ターミナル』脚本)が彼らに再びコンタクトを取り、彼らのドキュメンタリー映画を撮りたいと要望したのだ。2年間に及ぶ撮影の末映画は完成し、2008年にサンダンス映画祭でプレミア上映された。収入を得られず、50代になっても給食の宅配や建築作業員のバイトで食いつなぐメンバー達、レコード会社に売り込んだところたった数秒彼らの演奏を聴いただけでCDを止められ「今時こんな音じゃ売れません」と一蹴されるその様子、しかし諦めずに活動を続け、最終的にLoud Park2006で日本のオーディエンスから大歓声を浴びる場面までを克明に収めた映画は、ダスティン・ホフマンやマイケル・ムーアといった各界の著名人からの好評を受け、映画レビューサイトのRotten Tomatoesでは98%の支持を得た。その後彼らの知名度はうなぎ上りに上昇、2009年にはLOUD PARKにSanctuary Stageのヘッドライナーとして出演。2010年にはヨーロッパ6カ国をヘッドライナーとしてツアーし、2011年にはニューアルバム「Juggernaut of Justice」を発表した。夢を諦めきれない男達が、再びその夢に向かって羽ばたいたのだ。