Altitudes

Perpetual Burn

Valley of Fire (feat. Michael Lee Firkins, Steve Vai, Joe Bonamassa, Paul Gilbert, Neal Schon, Mattias IA Eklundh, Marty Friedman, Greg Howe, Jeff Loomis, Richie Kotzen, Gus G., Steve Hunter, Ben Woods)

Air

Blue

Mabel's Fatal Fable

Temple Of The Absurd

End Of The Beginning

Opus Pocus

Eleven Blue Egyptians

Dweller In The Cellar

Rain

Higher

Hold On To Love (feat. Codany Holiday)

Once Upon A Melody

Serrana

Taking Me Back

Primal

Mandy's Throbbing Little Heart

When You Wish Upon a Star

Amma

Meet Me in the Morning

Jasin Street

Clean Solo

Beatle Grubs

It's Showtime!

Shock Tea

Tell Me No Lies

River Of Longing

Black Stallion Jam

Sweet Baboon

Opitudes

Vocal Silliness

Purple Chewable Fern

Ghost to the Post

Little Dweller

Jewel #2

Paganini's 24th Caprice (16 yrs old)

Blowin' in the Wind

Jason Becker

13 rooms
1969年7月22日、カリフォルニア州リッチモンドに生まれる。ギタリストであった父の英才教育を受け幼少の頃からギターに親しみ、17歳の時にシュラプネル・レコーズの社長のマイク・ヴァーニーにデモテープを送る。この時ヴァーニーはそのギターの才能に惚れ込み、同時期に同じレーベルで活動していたマーティ・フリードマンにベッカーを紹介して参加させる。こうして結成されたのがカコフォニーであった。そしてカコフォニーは1987年にデビューアルバム『スピード・メタル・シンフォニー』でデビューを飾る。アルバムは概ね好評であり、ジェイソン・ベッカーとマーティ・フリードマンのツインギターは話題となった。1988年にはアルバム『パーペチュアル・バーン』でソロ・デビューし、速弾きブームが過熱していた当時のシーンに一石を投じた。クラシック音楽を基にした音楽性ではあるが、"Air"では対位法を用いるなど、他の速弾きギタリストとは一線を画したプレイを披露している。 この時来日公演を果たしている。埼玉県・川口市にあったMONSTER PRODUCTIONSが招聘元で、同社が運営していたライブハウスでの公演である。 この模様はテレビ埼玉SSCという番組で放送されている。 翌年、再来日しJasonはモンスターに出演しているバンドとのソロ公演も行なっている。ジェフベックのカバーを中心に演奏し、やはりテレビ埼玉で収録・放送されている。 この時愛用していたギターはCARVINと言う、アメリカ・サンディエゴにあるギターメーカーであった。 ジェイソンやマーティーがきっかけとなり、CARVINの輸入元はモンスタートレーディングとなっていた。同年、カコフォニーは2ndアルバム『ゴー・オフ!』を発表するが、その後バンドは解散。解散後、スティーブペリーのオーディションや数々のバンドの引き合いを受けていた。 最終的に元ヴァン・ヘイレンのデイヴィッド・リー・ロスのバンドに参加する事になり、これからの活動が期待された。1990年、アルバム『ア・リトル・エイント・イナフ』レコーディング中に左手足に脱力感を持ち、それが悪化していく。アルバムは完成したものの、ライブには参加できずにバンドを去る。その症状は筋萎縮性側索硬化症によるものと判明。この時、多くの有名なミュージシャンらが治療費などを集めるためにベネフィット・コンサートを開いたものの症状の悪化は避けられず、表舞台からは次第に遠のいていった。1995年に病に侵されながらも2ndアルバム『パースペクティヴ』を完成させる。あまりギターを弾けない状態であった為、同アルバムのハイライト曲の1つ"エンド・オヴ・ザ・ビギニング"において、マイケル・リー・ファーキンスが代わって演奏するという異例のパターンで製作された。その後も病状は進行し続けており、『パースペクティヴ』発表時には可能だった会話も、機械を通して行わなければならない状態までに至っている。ここ最近では、未発表曲を集めたアルバムが2枚発表された。また、シュラプネル・レコーズに在籍していた頃からの盟友や、彼を尊敬するミュージシャン達によるトリビュート・アルバムが製作された。 2008年11月、シュラプネル・レコーズより、カコフォニー、ソロ、デイヴィッド・リー・ロス時代の曲を収録したベスト盤、『コレクション』を発表。同アルバムには新曲が3曲収録されており、ギターソロで、マーティ・フリードマン、スティーヴ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニ、グレッグ・ハウらが参加している。カコフォニー時代の同僚であるマーティ・フリードマンは、かつてBURRN!で連載していたコラムにおいてジェイソンのことを取り上げたことがある。そのコラムの締めとして、マーティは歯車として日々を漫然と送る人間に向かって「ダラダラするな」というメッセージを発したが、そのフレーズは元の原稿においても日本語で書かれていたという。マーティのジェイソンに対する思いが伝わるエピソードである。