福永恵規

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福永 恵規(ふくなが さとみ、1967年1月26日 - )は、1985年におニャン子クラブの会員番号11番としてデビューした日本の元女性タレント。本名、松崎 恵規(まつざき さとみ)。東京都大田区出身。現在は芸能界を引退している。2児の母。 略歴 1985年2月、高校生活最後の思い出として、フジテレビの人気深夜番組『オールナイトフジ』の特番『オールナイトフジ女子高生スペシャル』に出演したところ、国生さゆりらとともに同年4月からの同局で始める新番組『夕やけニャンニャン』のおニャン子クラブの一員としてスカウトされる。当時、一般企業への就職が内定していたが、それを辞退して『夕やけニャンニャン』放送開始と共におニャン子クラブの一員として芸能生活をスタートさせる。これを機に松本伊代らが在籍(当時)する芸能事務所ボンド企画に所属。 おニャン子クラブに入る前には芸能活動をしていなかったが、都内の私立女子高出身で、その高校時代にはとんねるずの石橋貴明にナンパされたり、ファッション誌の街頭撮影に出ていたなど、番組開始時は素人然としていた他のメンバーと比べてあか抜けた容姿を備えており、福永は番組スタッフの一押しとなり、おニャン子のデビュー曲『セーラー服を脱がさないで』のフロントボーカルに抜擢された。また、『月曜ドラマランド』等おニャン子主体のドラマに主役格で出演するなど、おニャン子クラブ活動前期を代表するメンバーとなった。気の強そうなルックスに反して、温和で優しく、控えめな性格だったが、石橋とは夕ニャンの番組内で激しく口論し対決するシーンが何度かあった。 上述の通り、番組開始当初はソロデビュー候補の一番手とされていたことは明確であったが、番組スタッフの思惑のようには福永人気は高騰せず、河合その子、新田恵利、国生さゆりの当時の「三強」をはじめ、吉沢秋絵や、異色ユニットであるニャンギラスにもソロレコードデビューでの先を越された。 ようやく1986年5月に『風のInvitation』でソロデビュー。同年9月、おニャン子クラブを卒業するが、それ以降も、森永製菓「スプーナ」のCM出演、ドラマ出演などのソロ活動と並行しておニャン子関連の番組には顔を出し、翌1987年9月のおニャン子クラブの解散コンサートにも出演した。 自身がグラビア撮影などで訪れて興味を持ったことから(所属事務所ボンドが韓国市場に傾倒していた背景もあった)、当時近くて遠い国と言われていた韓国の旅行ガイドの出版もしている。しかし、1988年に体調を崩したことを契機に活動が極端に減り、同年11月20日に引退イベントを開催。その後一般企業に就職し、OL時代に知り合った男性と1994年に結婚した。 芸能活動引退後、テレビや雑誌などの取材などには、本人の意志で一切応じていない。ゆえに、解散以来何度もあるおニャン子クラブの復活イベントにも一度も出ていないが、おニャン子在籍時も含めて芸能活動時の映像や画像、音源使用などには使用許諾をしている。